猫の健康について

何才から老猫になりますか?
 以前と違って、猫の飼育環境が大きく改善され、猫は長生きするようになりました。特に、医療技術、お薬の発達の影響は、寿命を延ばすのに大きく貢献しています。現在の飼い猫の寿命は、15才ぐらいです。室内飼いか、外にも出すかで違ってきます。中には20才ぐらいまで生きる猫も全く珍しくないです。今のようにペットフードやお薬が一般的でなかった頃は平均寿命は10才にいくかどうかでしたので、環境の改善は猫の寿命を延ばすのに大変、影響していたのです。
 さて、猫の年令ですが、理解しやすいようにヒトの年令と較べることをよくします。猫は生後1歳でヒトの18歳と言われています。猫の5歳がヒトの36歳、猫の10歳がヒトの56歳、猫の15歳がヒトの76歳、という具合になります。
 老猫(シニア猫、高齢猫とも言われます)の年令ですが、猫の10才前後ぐらいからが、いわゆる老猫ということになるのでしょう。

 

 

猫の老化のサイン
 猫のヒトと同じで、年をとると老化が目に見えてわかってきます。次のような現象が猫に出てきます。

 

・毛艶が無くなってきた。白髪が混じってきた。毛つくろいしなくなった。
・口がくさい。歯がぬける。
・爪とぎをしなくなった。爪が伸びっぱなし。
・一日のほとんどを眠っている。動きがにぶくなった。じゃれつかなくなった。
・トイレがうまくできなくなった。
・便秘。毎日ウンチがない。
・反応しなくなった。飼い主を見分けられなくなっているようだ。

 

 

簡単に済ませられない老猫の便秘
前記のようにいろいろ不具合がでてきますし、どれも気にしてあげなければなりませんが、中でも老猫の便秘は毎日のお世話で気を使うものです。
年をとると、腸の働きが悪くなってきます。胃腸の中の常在菌のはなしの、腸内フローラの状況がよくなかったり、ぜん動運動がにぶくなってくるとやっぱり便秘になってきます。また、老猫は若い猫と比べれば活動量が少ないですから、運動量が少ないことは便秘を起こす原因にもなります。
便秘は病気と認識されない場合もありますが、便秘がつづくことはもはや病気といってもいいでしょう。人間でもわかるように便秘が続けば、体調がわるくなる、気分が悪くなる、ということになり、結果として、活動ができなくなることにつながります。
どの世代でも便秘は避けるべきものですが、特に老猫の便秘は気をつけないといけません。そうしないと、思い病気につながることになるでしょう。

 

 

老猫の便秘の解消法とは
老猫の場合、若いころと同じ食事ではなく、便秘にも配慮した食事に変更していくのがいいでしょう。ウンチが出やすい食事ということです。お通じをよくする働きのサプリメントも販売されていますので、これを利用するのもいいでしょう。
 そのほかに、水を飲ませる、運動させる、ということを書いている人もいますが、人間ならともかく、猫ではかなり難しいので、食事中心の対処をするのが一番です。